ダイナミクス < 用語事典



ダイナミクスとは、音の大きさを意味します。

ピアノを強く叩けば大きい音が出ます。
ギターを100人揃えれば大きい音が出ます。
しかしそれは必ずしも力強い音にはなりません。
ダイナミクスとは、
単なる物理的な音の大きさだけを意味する
わけではないのです。

音楽に表現力を持たせるためには、
音に加える力の性質を、
細心の注意をもってコントロールしなければなりません。

太鼓を小さい音で録音し、大音量で再生しても
その拍力は表現し切れません。

ダイナミクスは、実は、音の大きさのみならず、
楽器の音色やアーティキュレーションにも関わってきます。

例えば、ピアノのある音を弾いてみて
小さい音を録音して大きく再生したとき、と
大きい音を録音して同じ音量で再生したとき、
を比べてみれば、
どちらが「力強い音」と感じるかは明白です。

これらは、叩き方によって音の物理的な組成に違いがあり、
それは音色などの差となって区別出来るのです。

人はスピーカーの音を聞いたとき、
その音が鳴ったときの状況を視覚的に想像することができます。
そしてイメージした演奏者のモーションと、
同時に聞こえてくる音を頭の中で結びつけ、
音楽の表現を理解するのです。

もちろん生の演奏では、
その光景が実際に目に入るわけですから、
相乗効果によって、
その表現はダイレクトに頭に訴えかけてくるでしょう。
ダイナミクスとは、
演奏のリアリティーと直接結びつく重要な要素なのです。

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