明日のために その1


明日のために その1
まず楽譜から…(大地式楽譜)

2001/11/10
と聞いて身を引かないでください(笑)
太鼓の説明、心構え、バチ、他諸々については、
長い時間をかけて少しずつ語ります。
ここでは、まず簡単な楽譜から。

BN-01-まず楽譜から

カテゴリ「和太鼓の楽譜」のページを
開いていただき
少し勉強(笑)してください。
この楽譜が理解できないと、
これからの私の講座は難しいかも知れません。
今は分からなくても、気長に付き合ってください。
慣れてくるものです、これが。

私の楽譜は五線譜ではなく一線譜で、
基本的に玉がない。
右手が○で、左手が×。
普通はRLで表示しますが、
こっちの方が瞬時にわかって、しかも書きやすい。

一線譜で、(玉ありで)右手を上に左手を下に書く
楽譜もありますが、
やはりこちらが見やすい。

しかも、あとあと、
抱え桶太鼓、
太鼓群(複数の太鼓を一人で叩くスタイルを私はこう呼びます)、
の楽譜になると、
この記譜法がいいのがわかってきますよ(笑)

○と×を書いているのは、「両手で」です。
アクセント記号、これは説明することもないでしょう?

普通は4/4拍子が多いので、
表示は省略しています。
ただし、3/4または変拍子の場合は、
別な表示をします。

後日出てきます。変拍子が好きなんで(笑)

音符の上に、楽譜の苦手な人のために
「口唱歌」を書くこともあります。

四小節目、楽譜は同じでも手が違うと音が違ってきます。
ですから当然口唱歌も違ってくるわけで、
この辺りが「フレージング」と言って、
上手い演奏とそうでない演奏の分かれ目になります。

2段目の最後の音「線の上に×」
これは縁打ちです。(両手ね)

楽譜上部、4分音符=120とありますが
「ドンドン」の「ドン」を一拍とし、
1分間に120のテンポ(1秒間に二拍ですね)。

譜面上では120と指定していますが、
100〜140と言う風に、幅を持たせて書く場合も多いです。
1と2同じ楽譜、でもアクセントと手が一部違う。
その違いを出して演奏してみてください。

とりあえず、今夜はここまで・・・。
質問、大いにくださいな。

明日のために その2


明日のために その2
初心者も二手に分かれて… 反復記号

2001/11/15
みんなで同じリズムを叩くだけでは面白くない。
やさしいリズムも、こうして分かれて叩けば曲になる。

BN-02-反復記号
上の段が長胴太鼓(宮太鼓とも)、
下の段が締太鼓。

締太鼓のパートは
 下拍子と(or下打ちor地打ちとも)言い、
 伴奏の役割を、
長胴太鼓は
 上拍子(上打ち・曲打ち)と言い、
 いわゆる「曲」のパートですね。

反復記号(1)は「リピートマーク」呼び、
 その間の小節を繰り返して演奏します。
反復記号(2)は「小節反復」と呼び、
 前の小節を繰り返します。

反復記号はまだ他にもあり、
これらの記号を使うことによって譜面が書きやすくすっきりし、
何と言っても楽譜が見やすい!

このリズムは、
テンポ=120ではモッタリ感じるかも知れませんが、
本当はゆっくり叩くことの方が難しいことがあるのです。
(この件、理解できますか?)

「上手くなりたいのなら、ゆっくり」
教えるときの私の口癖。
何回か繰り返したら、上と下を交代するとより楽しいでしょう。
右手(利き腕)から叩いていますが、左手からも挑戦する。
右手も左手も同じように使える。
後々、これが重要になってきます。

明日のために その3


明日のために その3
初心者必修リズム! ご存知、太鼓リズムの定番

2001/11/15

そんな大袈裟なものでもありませんが
「これができないと太鼓が叩けない」くらい
大事なリズムです。(何も太鼓に限りませんがね[笑])

BN-03-定番リズム
その2.の締太鼓のリズムと
このリズム(俗称ドンドコ)が、最も多い下拍子でしょうか。

このドンドコのリズム、
きっちりと叩ける人をあまり見ないですね。
簡単そうで中々難しいのです。
難しいと感じない人は、既に「叩けてない」ということです。

(注)
昔から地方で叩かれている伝統芸能(太鼓)は、
この限りではありません。
今後、私が語るのは、
新興太鼓・創作太鼓の類を対象とします。

楽譜1.のテンポを倍にすると、2.になります。
2.の若干のバリエーションが3.4.5.6.ですね。
2.以降をテンポ100位から、少しづつ速くしていく。
確実に正確に。速いだけじゃあだめです。

ちなみに、2.をテンポ60くらいで叩いてみてください。
案外難しいですよ。
「ドン」はいいのですが
次の「ドコ」が正確に出来ないのです。ゆっくりだとね。
速いと叩けるのは、ごまかしているだけなんです。[笑]

明日のために その4


明日のために その4
8分音符と16分音符によるリズム 風のエチュード

2001/11/20


8分音符と16分音符だけの組み合わせで、
思いつくリズムを楽譜にしてみました。

BN-04-etude-4


それぞれ一小節単位で、
出来るだけ長く練習するといいです。

それぞれのリズムを打っていくうちに、
どこにアクセントを入れると打ちやすいか
が分かってくるものです。

全部のリズムをほんの数回やって
「できた!」と思ったら、もうそこ止まりでしょう〔笑〕
気分を悪くしないで下さい。

各小節を4小節または8小節のパターンで組み合せて行くと、
それで一つの曲が出来ますね。(安易ではありますが…)
テンポはゆっくりの90から少し速めの130でしょうか。

地打ちは前ページの「2」がいいでしょう。

普段やらないリズムを叩く。
これが勉強になるものです。ハイ!(偉そうに…)

これらのリズムの一拍を、4分音符の1つと入れ替えると
(または、4分休符・8分休符・16分休符)
変幻自在に変化して行きます。
全てのリズムに挑戦するもよし、
お気に入りをピックアップしてメモるもよし、ですね。

もしこれらのリズムを速く正確にできる方は、
すべてのリズムを左手(利き腕でない手)で
挑戦してみてください。どうです?

明日のために その5


明日のために その5
太鼓打ちのための楽典(1) 1.音符 2.音符の種類

2001/11/21
楽譜が読めないと言う人が結構多いようです。
字が読めなくても会話さえできれば生活が出きる様に、
楽譜が読めなくても太鼓は叩けます。
実際、楽譜が読めないけど優れた太鼓打ちも知っています。

しかし、
急に沢山の曲を覚えなくてはいけないようになった時とか、
いいリズムが浮かんだ時とかに残しておきたい時には、
楽譜が書けると能率的で便利です。
読めないより、読めた方がずっと有利です。

ただ、音符にとらわれて
生きたリズムが叩けていない人も時々見かけます。
楽譜は飽くまで記号に過ぎず、
そこに表情を加えて演奏しないと生きたリズムは生まれません。

そこで、これから先々、楽譜が読めないと
私の講座はまったく理解ができなくなりますので、
簡単なリズム譜の勉強をしましょうか〔笑〕

BN-05-音符


「音符」だけですが、
追って「休符・タイetc」を掲載します。
そして、
大地式太鼓楽譜に突入〔笑〕します。
(一部は既に公開していますがネ)

これが見やすい、分かりやすくて、書きやすい。
(これを自我自讃と言うのでしょうね〔笑〕)

太鼓群(抱え桶太鼓両面打ちにも対応)の楽譜に至っては、
中々のものですよ。

明日のために その6


明日のために その6
太鼓打ちのための楽典(2) 3.休符 4.タイ

2001/11/22
BN-06-休符/タイ

「楽譜に弱い」とお嘆きのあなた、
 これくらいではないでしょうか、
 取り敢えずの楽譜説明は。

 太鼓の楽譜は本当にシンプルです。
 しかも世界共通ですしね〜。
「大地式」はまだ市民権を得ていませんが〈苦笑〉

 これから先は、
 具体的に譜面が出て来た時に説明しましょう。
(三連符・シンコペーション・反復記号・強弱記号etc)

 これを機に、ぜひ楽譜に親しんでください。
 今後、練習曲がドンドン出てきますので、
 楽譜は、ぜひ
 プリントアウトして利用してください。

明日のために その7


明日のために その7
8分音符アクセント打ち どこどこ7 風のエチュード5

2001/11/25

BN-07-etude-5

さて、今回は、「アクセント打ち」と言って、
例えば、大太鼓ソロを打つ場合欠かせない奏法です。

「アクセント」とは、
ある音を他の音より強く演奏するということで、
いわゆる「フォルテッシモ」ではありません。
ですから、
アクセント記号の付いていない音をごく弱く打てば、
記号の付いた音を力任せの強打でなくてもいいのです。

これが、凄く重要な意味を持ちます。

初心者は特にそうですが、
強く打ったあとの弱い音が、
ユレルと言うのでしょうか、不安定でリズムが狂うのです。
これは、
皮の反動に身体(手・腕)が対抗できずに起こる現象です。

この楽譜で、しっかり練習してみてください。
すべて右・左の交互打ちです。
1から7まで通しのリズムではなく、それぞれ練習できます。
もちろん通すと曲になります。

上段の2小節は「イントロ」です。
初心者には、6段目1・2・3小節、左手のアクセントが難しい
かも知れません。
(経験者で『これくらい朝飯前』とおっしゃる方、
 左手からはじめてみてください。
 太鼓を始めた頃のようにもどかしくなるでしょう。)

テンポは、130からじっくり始めて、徐々にアップする。
170くらいになると「大太鼓ソロ」になりますよ。[笑]

7−4 は 6/4 で、
3連符ではなく、8分音符が6個です。

明日のために その8


明日のために その8
太鼓打ちのための楽典(3) 拍子について考える-01 拍子と小節

2001/11/30

シンコペーションについて書いていたら、
拍とか拍子のことを抜きに説明が出来なくなってきました。
そこで、ぐんとさかのぼって
「拍子について考える」になった次第です[笑]。

BN-08-拍子

私自身「ハアハアなるほどね!」と
感心するやら、嬉しいやら。
ミュージシャンなら誰もが知っていそうな、楽典の初歩。
いや〜目からウロコです。

明日のために その9


明日のために その9
4分・8分の音符と休符による… 風のエチュード6

2001/11/30
楽典が続くと面白くない、と思いました。
(実は、書く私本人がしんどいのですよ)[笑]

楽譜は、1〜20までありますが、
前後の関連はあまりありません。
思いつく1小節リズムのパターンを書きました。
これら1小節をとりあえず4つ並べてみてください。
それで4小節フレーズの完成です。
(安易すぎますか[笑])。

BN-09-etude-6
とりあえず並べた4小節を叩いてみると、
スムーズに叩けるところ、そうでないところ、
とが出てくるはずです。
まあ、先ずはやってみて下さい。

あっそうそう、この練習はひとりでやるより、
誰かとやる方が身に付きます。
下拍子と上拍子を4小節または8小節ごとに交代するとか、
工夫が欲しいですね。
どうしても一人の場合は、ぜひメトロノームを使って。
(ただし、振り子式はいけません。
  不正確ですし、目で追って叩くのは良くありません。)

明日のために その10


明日のために その10
太鼓打ちのための楽典(4) 拍子について考える-02

2001/12/04

BN-10-拍子

楽典(つまり音楽の理論ですね)は、
クラシック、ジャズ、ポップス、等
どういう立場で書くか、というのが問題ですね。

講座を開くにあたって、
昔から持っていた本に加え、いくつかの本も買い足しました。

太鼓を音楽として捉えるのならば、
どう展開していけばいいのか、悩みは尽きません。
それが楽しいのですがね[笑]

これから時々出てくる[楽典]は、
他の人の書いた本の内容をそのまま引用することもあり、
太鼓打ち[三好大地]というフィルターを通して書く場合も
あります。

面白くない!と素通りせず、ぜひお読み下さい。
太鼓は叩いて上手くなるものですが、
理屈を知っていても損はないでしょう。