明日のために その31


明日のために その31
曲の作り方(1)

2002/02/21
 さて、これからしばらくは「作曲の仕方」について
 語っていきます。
 作り方といっても人それぞれ違いますから、
 これが正しいというものではありません。念のために。

 何気なくリズムを並べるのではなく、
 まず最初は
「どんな太鼓をどう並べて、何人くらいで叩くのか?」
 をイラストにして、
 それを見ながら考えると作りやすいです。

 一番シンプルなのは、
 地打ち(下拍子)を締太鼓で、
 曲打ち(上拍子)を長胴太鼓で、
 でしょうか。
 この2つのパートで考えましょう。

 次に「地のリズムを何にするか?テンポは?」
 を決めます。
 それが決まれば
「出だし=イントロをどうするか?」
 そして「曲のリズムは?」と進めます。

 曲の拍子は、最初は「4/4拍 子」が作りやすいので
 そうしましょう。

 曲を作る場合、
「形の中に当てはめる」という方法があります。

 例えば、メロディーを作る時、
 よくある形「4小節4段」。
 曲のサイズはこれにします。
 そして「どんなフレーズを形の中に入れていくか」、
 によって曲の性質が決まります。

「風のエチュード4」「風のエチュード6」
 をご覧下さい。
 これらの1小節フレーズを、
 適当に並べても、とりあえずは曲が出来ますが、
 支離滅裂になったり、何か違和感を覚えたり、
 するものです。
 ここが作曲の難しい所であり、楽しい所でもあります。

 さて具体的にやってみましょう。

 ここでは「風のエチュード6」を使ってみます。
 もちろん、それ以外でも いいのですが。

 まず4小節フレーズを作りますが、
 1小節目と3小節目は同じにします。
 2と4も似た感じにしますが、
 4小節目の4拍目は必ず4分音符にします。
 これを1段目とし、
 2段目の1小節目は1段目と同じですが、
 後は適当に(笑)変えてよく似た感じに作ります。

 これを形式【A・A’】と呼びましょう。

 3・4段目ですが、ここは【B・B’】に仕上げます。
 1小節目を1・2とは明らかに違うリズムで始めます。
 そして1・2と同じように4小節フレーズを作ります。

 4段目4小節目3拍目は4分音符にし
 4拍目は必ず4分休符にしましょう。
「これで終わった」という感じがしますよね。
 これで少し曲らしく仕上がります。

 あとは「イントロ」「下拍子」etc、
 どんどん膨らましていけばそれなりの曲になります。

 どうでしょうか、一度やってみては?
 次回は、楽譜付で説明します。

BN-31-photo


明日のために その32


明日のために その32
16分音符リズム
風のエチュード24

2002/02/21
 曲作りに先立って、
 16分音符の仕組みについて説明しておきましょう。

BN-32-etude-24

 16分音符リズムの構成を知っておくと
 作曲時に便利です。

(1)は基本形で、
(2)〜(5)は普段何気なく使っている形です。
(7)〜(10)は、一つの音を休符にした形。
(11)から後は、1小節フレーズにしてみました。

 どれも有効なリズムです。チェックしてください。

明日のために その33


明日のために その33
8分音符と3連符の組み合わせ
風のエチュード25

2002/02/22
 さて「風のエチュード22」で
 1拍3連・2拍3連を取り上げましたが、
 ここでは8分音符の中に突然3連符が入ったり、
 その逆を取り上げます。
 曲作り、そしてソロアドリブの「スパイス」になること
 請け合いです。

BN-33-etude-25

 今回は、まだまだ基本の段階ですが、
 この先「16分音符と3連符」「2拍3連とポリリズム」
 と続きます。

 最初は必ずメトロを使ってください。
 他の人に聞いてもらったり、録音したりして
 チェックすることも忘れないで。

明日のために その34


明日のために その34
曲の作り方(2) まず基本リズムを
風のエチュード26

2002/03/04
 さてさて(この書き出しがやり易い)、
 作曲の仕方を取り上げて1週間以上経ちました。
 前回「A A' B B'」の形式を言いましたが、
 ここで取り上げた曲はそうではありません(笑)。
 あえて言えば「A A’A” B」でしょうかね。

BN-34-etude-26

 例題曲をじっくり見てください。
 よく似たリズムがあちこちにあります。
 つまり、突然変なリズムは入れないということが、
 一つの法則でしょうか。

 そして4段目、ラストに向かう。
 4段目の4小節目、同じリズムで手が違う。
 すると口唱歌が違う、アクセントの位置が違う。
 ここに注意です。

 下拍子は、ごく一般的には「a」か「b」ですが、
 ちょっと変わった手順の「c」なんかも面白いですよ。
 テンポは各自にお任せです。