明日のために その39


明日のために その39
曲の作り方(7) 締太鼓で変化を!
風のエチュード32

2002/08/11
 だんだん曲らしくなってきました。
 締太鼓のイントロ、長胴太鼓でメインのリズム、を
 そして今回は締太鼓で変化をつけましょう。
 曲がキリッと引き締まります。
 ここは締太鼓のソロっぽく、他はピアニッシモで。

39-etude-32


 11段目Aの2小節、
 2小節にまたがっていますが、ここは一つのフレーズです。
 「トコトコタッ トコトコタッ
  タタタタ トコトコタッ トコトコタッ」
 と一気に打ちます。

 次のBの2小節も同じように一気に。
 12段目は8拍を小節線で区切っていません。
 「4分の8」と捉えてください。

 「間」は長さをカウントで取るのではなく、
 締太鼓の全員の「息」で合わせます。
 どうですか?

明日のために その38


明日のために その38
曲の作り方(6) 締太鼓でイントロを!
風のエチュード31

2002/07/24
 前回の楽譜で太鼓を叩こうとしたら、
 テンポを揃えるための合図が必要です。
 「さん、し〜」とか「ソォ〜レッ」とか…。
 それも無しで始めると
 テンポがガタガタ、になるでしょう。

38-etude-31


 シンプルなイントロといえば
 「トントコ トントコ ・・・・」で2小節か4小節
 が一般的でしょうか。

 ここでは、ちょっと工夫して…。
 「カ〜ン カラカラカカ〜ンカカン
  カカ〜ン〜〜 カラカラカン〜 」
 とテンポ自由に、思い入れタップリに始まり、
 2.からインテンポで
 「トントコ トントコ トントコ トット・・・・」。

 3.
 【A】下手
 (『しもて』と言い『へた』とは決して呼ばない[笑])は
 そのままインテンポで4小節、
 その次に上手(『かみて』で『じょうず』ではない)が、
 1段目の【A】と同じように「テンポ自由に」
 最後は「カラカラカラカラ〜〜」とフェイドアウト
(段々消えていく)し、
 下手の締太鼓のテンポをしっかりつかみ
 「カン カン カン カン」と4拍叩き次に進む。
 (この4拍のカンカンカンカンが
  合図の役目を果たします)。

 いかがでしょうか?
 少しは面白いイントロになるのでは…。

明日のために その37


明日のために その37
曲の作り方(5) パートを増やし、曲に厚みを!
風のエチュード30

2002/07/21
 前回の楽譜を3パートに増やしました。

37-etude-30

 1段・2段はリピートします。
 その時、AパートとBパートは入れ替わるといいでしょう。
 譜面上アクセント記号は付いていますが、
 音の大きさは「付く」「付かない」の二通りではなく、
 すべてが微妙に違うのが普通です。

 「譜面上に現せない」そこのところは、
 クラシックで言えば
 「指揮者」によって面白いほど違ってきます。
 楽譜はあくまで「世界共通の便利な記号」
 と考えたいですね。

 この楽譜に対してのコメントは
 口足らずにしておきますが、
 質問があることを願っています。

明日のために その36


明日のために その36
曲の作り方(4) 下拍子を少し変えてみる
風のエチュード28

2002/07/15
 下拍子は、終始同じでは面白くありません。
 上拍子によって少し「間の手」を入れると
 曲が生き生きしてきます(入れ方にセンスが現れます)。

36-etude-29

 楽譜では「トントコ」がメインですが、
 どの小節も少しいじくっています。
 左手にアクセントが入るのが「ミソ」です。
 特に2段目2の3・4(2小節目の3・4拍の音)が
 裏(左手)アクセント。
 2段目4の4「カカッ」と縁打ちです。
 こうすることで、ここで終わらず次に進む感じがしませんか?

 そう、次回はリピートして、
 3パート目(低音パート)を挿入します。

 私のやり方ですが、先ずイラストを書きます。
 どんな太鼓を使うか、これは非常に重要なことです。
 締太鼓だけの曲か、又、長胴太鼓だけの曲か、
 それを先に考えます。
 参考にしてください。

明日のために その35


明日のために その35
曲の作り方(3) 地打ちからのアプローチ(1)
風のエチュード28

2002/07/12
 先ずは地打ちを決めることから始めます。
 地打ちと言っても、その組み合わせで千差万別、
 いく通りものリズムパターンがあります。
 そしてテンポをどうするか、
 これがまた曲想を左右する大きな要素です。

35-etude-28



1.
 8分音符連打系。
 一般的にノーアクセントが多いようです。
 これは地打ちの中でも、
 テンポをキープするメトロノーム的地打ち
 といえるでしょうか。
 この地打ちで作曲すると、
 癖のないストレートな曲に仕上がり、
 初めての作曲にはお奨めの地打ちです。
 もっとも、8分音符を正確に叩き続けることは
 容易ではありませんが。

 そこで、アクセントを入れてみましょう。

 【A】【B】はアクセント打ちの練習のようですが、
 その1・2小節単位で工夫すれば
 自分なりの地打ちも出来るでしょう。

 【C】になると、
 曲打ち(上拍子)も、違った息遣いが聞えてきそうです。

 【D】は、リズムをグイグイ後押ししてくれそうな、
 プッシュ感のある地打ちです。
 レパートリーの中にぜひ一曲は取り入れたい地打ちです。


2.
 最もポピュラーな太鼓リズムでしょう。
 「ドンドコ」「トントコ」「テンテケ」とか呼ばれます。
 これが叩けないと太鼓が叩けない、
 といわれるほど重要なリズムですが、
 「どんなテンポでも正確に叩けるか」となると、
 これが中々難しい。

 【A】の手がごく一般的ですが
 【B】にすると、リズムのニュアンスが変わってきます。
 【C】になると少々扱いにくいのですが、
 これが私のいう「太鼓群(二台以上の太鼓)」
 を操る時に大変有効な手です。
 (太鼓を単体で叩く場合は、ほとんど必要がありません)
 群に挑戦することがなくても、
 一度は練習して、そのリズムの色の違いを感じてください。

 【D】【E】【F】も
 取り立てて説明することもないくらいポピュラー
 かも知れません。


3.
 バウンス系リズム。
 この跳ねるリズム(「ターンカターンカ・・・」)は、
 テンポやフレージングのあり方などによって異なる。

 【A】は、「ターンカタッカ ターンカタッカ・・・」で、
 青森の「ねぶた祭り」などがよく知られる所でしょう。

 【B】【C】はその変形で、
 組み合わせて使うと面白いと思います。

 【D】は、「シャッフル」と呼ばれ、
 元々はアメリカ南部の黒人たちのダンスリズムで、
 ジャズリズムの一種として流行し、
 2拍・4拍にアクセントを置く。
 しかし、太鼓で使われる場合は、そんな定義は無視(笑)。
 多くのチームが
 このリズムの曲をレパートリーにしているが、
 まだのチームには、ぜひモノにして欲しいリズムです。

 「タッカタッカタッカタッカ・・・」
 既にこの講座でも取り上げていますが、
 他の機会に、もっと詳しく説明していきます。

〜〜〜はじめに〜〜〜

和太鼓講座 テキスト・・・はじめに

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